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「FX長者」が多数出現した理由
FX拡大期(1998年-2005年)後編

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2008/07/16 12:00

 FX取引を理解するのに重要なことは為替全体の流れを知ることだ。後編ではFXが日本で始まってから、個人投資家にブームなった経緯を踏まえて、次々と「FX長者」が生まれた背景を探っていきたい。(前編はこちら)(前編はこちら)(バックナンバーはこちら)

長期投資派にとって好条件の時期が到来

 法改正に伴い、マスコミに取り上げられる機会が増え広告掲載できる媒体が増えたことで人気が拡大したFX。日本では2005年あたりからFX長者が出現するようになり、高いリターンが得られるという情報を掴んだ投資家がFX取引を始めた。

 以下のグラフを見ていただきたい。

 法改正のあった2005年頃は、ちょうど円安傾向が継続しており、スワップポイント狙いの外貨買いを中心とした投資戦略で利益を得やすい局面にあった。

 儲かった人はデイトレ派・長期投資派それぞれのスタイルにいたが、特に長期派にとって恵まれていた時期だった。

FX長者の出現

 当時の相場環境についてもう少し詳しく触れておこう。
 2002年に135.04円を天井に、下落相場だったドル円市場は、2005年1月に101.67円まで円高にシフトした。ところが、日本のゼロ金利政策を背景に、円キャリートレード(金利の安い円を買って、高金利の外貨に投資する手法)や外貨への資金シフトが活性化し、円安ドル高に進行することになる。

 つまりこの頃は、円を売って外貨を買えば為替差益を得やすい状況だったのだ。また、2005年は株式市場も堅調で、株で得た利益をFXにまわすなど、分散投資として使われた側面もある。

 上田ハーロー株式会社・マーケット企画部の吉田文吾氏はFX長者という言葉が生まれた背景をこう説明する。

「株式と為替を補完的に使う投資家が増えてきたのです。2005年は、証券会社、FX会社ともに伸びた1年でした。FXにおいては、長期、短期に関わらず、多額の利益を得た投資家が目立ったのもこの頃。FX長者という言葉も生まれました」

 また当時、2005年頃は為替相場だけでなく、株式市場も良好だったが、それでもFXをやる人が増えたのは、経済のグローバル化に伴い、株式と為替の関係が大きくなったこと。そして投資市場自体の拡大により、競合の観点より、株式とFXで補完するという観点が個人投資家に生まれたからだろう。

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著者プロフィール

  • 大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

    1973年生まれ。投資をこよなく愛するフリーランスの作家・ライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。得意分野はFXで、裁量トレードからシストレまで幅広く実践し、自らの資産運用に力を入れている。趣味はサイクリング、料理、そして投資。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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