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個人投資家は洗脳されている

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2008/06/27 09:00

 第6回目となる今回のコラムでは、個人投資家の「洗脳されやすい体質」について述べたい。個人投資家はこの体質を持ち続けている限り、一生「勝ち組」にはなれないからだ。【バックナンバーはこちら】

偽善エコにご用心

 最近では洞爺湖サミットが近いせいか、「環境」「エコ」などの言葉がよく使われている。「地球温暖化の原因であるCO2を削減するために皆さん努力しましょう」的な風潮があり、環境をウリにした商品も巷には溢れている。

 あたかも会社は「環境を重視した商品ですよ。地球のことを良く考えています」とアピールしているようであり、消費者に対してもそれに賛同するよう求めている。消費者も消費者でその商品を買うことで、世間に対して「エコ意識」が高いことをアピール。「少しでも貢献できた」と自負しているのだ。

 でも、ちょっとひねくれた見方になるかもしれないが、実態はマスコミが「エコ意識」を消費者に押しつけ、会社がそれを利用しているだけに過ぎないのではないか。また、別のいいかたをすれば、単に消費者が踊らされているだけではないか。そう考えてしまうのである。

 株式の世界においてもそういう風潮、文化は存在している。たとえば証券会社が販売している「エコファンド」などはその最たる例であろう。「環境を重視する企業に投資する」という性格のものあり、投資家はその商品を購入することによって、少しでも社会に貢献できたと思ってしまう。

 証券会社は証券会社で販売手数料が上がり、利益増加に結びつく。でもその投資対象になっているものは、本当にエコかどうか疑わしいものも含まれている

 また、投資信託を1つ設定するだけで多くの人・モノが動き、その分だけ環境破壊が進んでいるという面も否めない。突き詰めれば人が存在すること事態が「環境にやさしくない」わけであり、「自己矛盾」だらけの商品なのだ。

 だから本当の意味で環境を大切に思っているのであれば、そのような投信を買うのではなく、自宅の庭でも耕して、自給自足の生活をしたほうがよっぽどいいのである。「偽善エコ」に洗脳されないことが極めて重要なのである。


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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