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【エンタメ潮流コラム】海外でも売れるゲームソフトが出るか

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これまでにも日本のゲームソフトメーカーの将来を述べてきたが、第10回となる今回は、08/3期の決算や直近の動向を踏まえて、日本のサードパーティの将来についてあらためて考えてみたい。【バックナンバーはこちら】

日本メーカー4社が束になっても勝てない?

 08/3期のゲームソフトメーカーの決算をみると、日本企業と欧米企業の格差がさらに拡大している。Electronic Arts(EA)のnon-GAAPベースでの売上高は40.2億ドル(前期比30%増)、営業利益は3.2億ドル(前年同期は2.4億ドルの利益)。Activisionの連結売上高は29.0億ドル(前期比92%増)、営業利益は4.8億ドル(前期は0.7億ドル)といった具合だ。

 EAの約4,000億円という売上高は、2007年の日本の家庭用ゲームソフト市場の約3,600億円を上回る水準となっている。さらに、09/3期の会社計画では、EAはnon-GAAPベースでの売上高が50-53億ドルの見込みである。また、Activisionの09/3期会社計画のnon-GAAPベースの売上高は31億ドルの見込みであり、2007年の日本のゲームソフト市場に匹敵する水準になる計画だ。

 一方、日本メーカーも欧米市場での展開が奏功していれば、欧米メーカーに匹敵するような売上高や成長を享受できたわけであるが、欧米メーカーほどの成果を残すまでには至らなかった。日本の大手サードパーティの上位4社の、家庭用ゲーム事業セグメント売上高の合計は、EAの売上高とほぼ同じ水準だった。企業規模の差としては、日本メーカーと欧米メーカーではこれまでにないほどに拡大したといえよう。


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