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【優待・ウラ技】なぜリスクがないの?に答えます

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2008/07/12 09:00

 リスクなしで優待がもらえる株主優待タダ取り(クロス取引)のハウツーをお届けする本連載。前回は、信用取引開始に必要な口座開設と、オススメ証券会社について述べました。今回は、信用取引そのものについて詳しく解説します。【バックナンバーはこちら】

取引は権利付最終売買日に

 取引は、「権利付最終売買日」に行います。「権利付最終売買日」とは、各銘柄の決算期などにおける「権利確定日」(基準日)から起算して5営業日前のことです。

 企業は、株主を特定するために「権利確定日」を定めます。これは「通常決算日」となります。その日の株主名簿に記載されている株主が、配当や株主優待を得る権利を得ることができます。

 取引上、売買の注文が約定した日と、買付代金や売却代金の決済をする日が異なります。売買の注文が、約定した日に株主名簿にすぐさま登録されるかというと、そうではありません。登録されるには、「権利確定日」(基準日)から起算して、5営業日前までには購入しておかなければならないということになります。

 たとえば、平成20年9月決算の「権利確定日」は平成20年9月30日です。「権利付最終売買日」は「権利確定日」(基準日)から起算して5営業日前なので、平成20年9月24日となります。

 そして前場が始まる9時前に、「成行注文」で注文を出します(前場終了後、後場が始まる前でも可)。そして、対象とする銘柄に対して同数の「現物買い」と「信用売り」を行います。

板寄せ方式で約定する

 前場が始まる前に注文するのには、理由があります。取引所の株価の決まり方には「板寄せ方式」と「ザラバ方式」の2種類があります。前場が始まる前に注文を出せば、「板寄せ方式」で注文が約定します。「板寄せ方式」だと、「現物買い」と「信用売り」の株価が同じ値で約定します。一方「ザラバ方式」だと、同じ値で確実に約定させることができないのです。

 株主優待タダ取り(クロス取引)は、現物買いと信用売りの注文を同価格で出すことが大前提です。だから、「板寄せ方式」でなければならないのです。

 ではなぜ、現物買いと信用売りの注文を同価格で出すと、価格変動のリスクがなくなるのでしょうか。


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