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【エンタメ潮流コラム】iPhone3Gはゲーム機になるのか?

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 Appleが7月11日に「iPhone 3G」を世界同時発売した。また、AppleはiPhone/ iPod touch向けアプリケーションのダウンロード販売窓口として、「App Store」を開始した。そこでは、ゲームソフトも販売されている。今回は、iPhone 3Gがゲーム産業に与える影響を考えてみたい。【バックナンバーはこちら】

ゲーム機「iPhone 3G」登場で見えたソフトメーカーの対応

 iPhone 3Gの特徴は、携帯電話、ワイドスクリーンiPod、高速インターネットを1つにした点。そして、マルチタッチスクリーン、加速度センサー、GPS、リアルタイム3Dグラフィックス、3Dオーディオなどの技術が搭載されている点だろう。これをゲーム機として考えた場合、十字ボタンや2つのボタンによる操作ではなく、タッチセンサー、加速度センサーがメインのインターフェースとなる。

 たとえば、動かしたいものを画面上で触れたり、端末の傾きでキャラクターを動かすような直感的な操作性が実現されている。グラフィックはPSP程度の高精細なレベルを実現している。ゲームのファイルサイズとしては、2Gバイト程度まで対応可能なようで、PSPを上回る容量となっている。ソフトはApp Storeからダウンロードする。

 7月11日よりハドソンは、「BOMBERMAN TOUCH -The Legend of Mystic Bomb-(ボンバーマンタッチ ザ レジェンド オブ ミスティックボム)」と「AQUA FOREST Powered by OctaveEngine Casual(アクア フォレスト)」「SUDOKU(数独)」の3タイトルをiPhone/ iPod touch向けに配信を開始した。また、セガのアクションゲーム「スーパーモンキーボール」も配信されている。

従来の携帯電話向けゲーム配信との相違点

 従来の携帯電話向けゲーム配信との相違点としては、端末の仕様が1つになる点だ。つまり、従来であれば、携帯電話の端末の種類の分だけハードへの対応が求められ、移植と検証の作業に膨大なコストがかかっていた。これが、iPhone向けとなれば、iPhoneの仕様だけですむことになり、コストの削減が実現される可能性が高い。

 また、App Storeでは全世界に同時発売も可能になる。したがって、各国から収益が得られ、従来よりも売上高が拡大する可能性がある。この点は従来の携帯電話向け配信では、各国のキャリアが主導権を保有していたが、iPhoneではAppleが主導するようになった点がその背景として考えられよう。

 以上のように考慮すれば、ビジネスの可能性としては、コストは従来よりも減少し、売上高は従来よりも増加する可能性が高く、収益性が高まる可能性があろう。iPhone向けにゲームを配信する企業はこの可能性を主張しているようだ。


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