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投資スキルを高める方法 其の弐 「自己売買記録で、初心者脱出大作戦」

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2008/08/05 10:00

さぁ、実践!必ずmini1枚から始めよう!

 数百回のバーチャル・トレード(シミュレーション)が終わったら、いよいよリアル・トレード(実際の売買)です。

 ここで大切なのは、どれだけの大きな資金力があっても、まずはmini1枚から始めることです。そして、またダルい作業(自己売買記録のメモ書き)を続けることです。多くの個人投資家は、「もう、そんなダルイ作業やってらんねぇ!」と、ここでギブアップかと思われます。

 しかし、ありきたりな言葉ですが「継続は力なり」です。億円勝ったという華々しい話ばかりが報じられる、書籍として出版される、兎角華やかなイメージが付きまとう相場の世界ですが、そんなものは宝くじで当たったようなもの、マグレがほとんどです。(相場的に言えば、地合いが良かったということです。)

 資産を減らす確率を減らし、継続的に資産を築いていくというスタンスで投資をするなら、地道な作業で自己の投資スキルを高めるために、自己売買記録の継続をお勧めします。

 数百回のバーチャル・トレードの後、数百回のmini1枚による実際の売買をし、売買記録を残すことができたら、バーチャル・トレードでの売買記録(メモ書き)と、たったのmini1枚の実際の売買記録を比べてみてください。
 損益率の違い、想定売買ポイントの実行性(利食い・ロスカットができたかどうか)の違いが、目に見えると思います。

あのイチローだって練習しなければ・・・

 大抵の場合、バーチャル・トレードの場合よりも、実際のトレードの場合の方が、利食い・ロスカットが想定ポイントで実行できていないハズです。また、実際のトレードの場合の方が勝った場合の反省が少なく、負けた場合の言い訳・自己正当化が多くなっているハズです。

 バーチャル取引と、実際の売買における心理の差異を、自己の売買記録(メモ書き)という現実で見れば、理論と実践で全く違った心理状況、売買の内容になるということに気がつく方がほとんどではないでしょうか?

 この違いが、相場の実際とセンチメント、相場の不合理を自己の感覚で掴むということなのです。相場という世界は、確かに億円を掴むチャンスのある華やかな世界ですが、億円を実力で掴むためには地道な努力、泥くさい努力が必要です。

 天才といわれるディーラーでもファンドマネージャーでも、地道な努力と勉強をして、知識と経験と自信を身につけたのです。そして、それでも負けることがあるのが相場です。

 キツイ言い方になり申し訳ないのですが、自己の売買記録をつける程度の努力もできない投資初心者は、相場の世界で継続的に利益を上げることは難しいのではないでしょうか。

 イチローだって練習しなければ打てません。どんなに頭がよくても勉強したことがなければ東大には入れません。華々しい世界で成功するには、地道な、泥くさい努力が必要なのです。

 次回(8月中旬公開予定)は、売買記録から、自己のバーチャル・トレードと実際のトレードの差異を、どのように自身で分析し、自己のトレードに活かすかを御紹介してみたいと思います。

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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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