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第2回 新常識! 儲けるために「運用のプロ」になる必要はない

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2007/10/09 10:30

 世の中にはその値段が「安い」時よりも「高い」時の方が人気を集める不思議な商品が存在します。さてそれは何でしょうか…?

投資家心理不可解なり

 さて、お買い物に出かけたときのことです。冷凍ケースに入ったお魚や野菜、あるいはウィンドウ越しに飾られた洋服に、普段よりも安い値札が付けられていることに気がつきました。

 この時、前から欲しかったものであれば、喜び勇んでご購入されることでしょうし、あるいは、必要のない場合であっても衝動買いをされてしまったご経験をお持ちの方もきっと少なくないでしょう。同じ商品であれば、誰しも「高い」よりは「安い」方が嬉しいにきまっていますからね。

 ところが、世の中にはその値段が「安い」時よりも「高い」時の方が人気を集める不思議な商品が存在するのです。

 それは、株式や投資信託などの価格が変動する金融商品です。

 株式市場における投資家の心理と行動は誠に不可解で、従来の経済学やマーケティング理論では説明できないほどに実際の人間は非合理に思考し振舞います。

「株式市場には常に恐れと貪欲という二つの病気が蔓延している」と語ったのはウォーレン・バフェットですが、株式市場が上昇を続けると、投資家はそれが永遠に続くかのような錯覚に陥っていつまでも買い続けようとし、暴落に見舞われるとそれが奈落の底まで落ちるのではないかと、その恐れから安値で売り叩いてでも逃げ出そうとします。

賢者は流行を追わない。ブームや話題の投資信託に手を出してはいけない(図をクリックすると拡大)

 車や洋服、日用雑貨でも家庭電化製品でも、わざわざ高くなってから買おうとする人はいないはずなのに、なぜ株式や投資信託などは安いときに買わないで、高くなってしまってから買うのでしょうか。嗚呼不可解哉、投資家心理。

自分よりバカがいる限りは必ず儲かる(?)株式市場

 株式市場の過熱度合いを測るバロメーターとして役に立つものがあります。


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著者プロフィール

  • 上地 明徳(カミジ アキノリ)

    1958年生まれ。学習院大学経済学部卒業、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。モルガンスタンレー証券等を経て、日本インベスターズ証券の設立に参画。現在、日本インベスターズ証券株式会社専務取締役、日本ファイナンシャル・アドバイザー(株)代表取締役社長。信州大学イノベーション支援センター客員研究員、明治学院大学大学院経済学研究科非常勤講師を兼務。著書に『ダマされたくない人の資産運用術』(青春出版社)など。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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