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歌手を夢見てゴスペル教室を起業
夢をかなえるのは人との出会い

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2008/08/28 09:00

今回は、ゴスペル教室を開くナナ・ジェントルさんのお話です。18歳のとき、アフリカでボランティア活動に参加し、現地の貧困を目の当たりにしたナナさん。「ゴスペルを通じて集める資金を、発展途上国のために使いたい」と考えました。

社会貢献で起業する ソーシャル・アントレプレナーという生き方

 社会貢献をする事業を始める20、30代が増えている。ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)という言葉もよく聞くようになった。ゴスペル教室、「ゴスペル・スクエア」を運営する、ナナ・ジェントルさんもその1人だ。

 ゴスペルの歌詞には、つらい状況でも助け合って生きる気持ちが込められている。ゴスペルは、黒人が礼拝で歌った「魂の歌」であり、そのリズム、ハーモニー、即興性には、彼らの故郷アフリカの伝統音楽が継承されている。ゴスペルとアフリカの伝統には、深い結びつきがあり、その両者にナナさんは惹かれている。

 10代後半で、心の底から大声で歌うゴスペルの魅力、発展途上国の貧困状況を知ったナナさん。彼女にとって、ゴスペルや途上国支援はライフワークとなり、「日本にも大勢でゴスペルを歌う場所が作りたい。その活動で集まった資金を途上国に送りたい」と活動を始めた。

歌手に憧れ、歌を教える仕事が舞い込んだ

 ナナさんは、1981年に神奈川県で生まれた。小学生の頃からマライア・キャリーなどの洋楽を聴き、歌手になることを夢見たという。中学3年生のとき、映画『天使にラブソングを 2』を見て、全身でゴスペルを歌う素晴らしさに感動した。当時、ゴスペルのこんな歌詞に、励まされたそうだ。

 "What god has for me?  It is for me."「神様は私たちに、1人ひとり違う外見、才能を与えたので、それぞれの人生は違う。隣の人がどんなに活躍していても、神様があなたのために特別に用意してくれるものがあるから心配しなくていい。神様があなたにくださった道は、必ずあるのです」

 高校に入学すると、同級生とゴスペルを歌うサークル活動を始め、文化祭やクリスマスコンサートの舞台で歌った。キリスト教の洗礼を受けたのは、高校3年生のとき。その年のクリスマスコンサートに来た父兄の中に、日本人牧師夫妻がいた。彼らは、黒人ゴスペルシンガーを招き、一般人約40名がバックコーラスで歌うという、ゴスペル・コンサートを企画していた。その40名を教える人を探していた夫妻は、ナナさんたちの歌声を聞き、その指導役をナナさんに依頼した。「そのとき初めて、社会人にゴスペルを教えることになりました」


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