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【情報収集術】第13回
投資家の「一週間の正しい過ごし方」紹介します

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2008/09/03 09:00

 今回は、私・藤本がオススメする「一週間の過ごし方」をご紹介します。株式市場の1週間は月曜に始まり、金曜に終わります。ということは、企業もこの1週間のスケジュールに合わせて動いているといってもよいでしょう。ですから、1週間を計画的に過ごすと情報収集も効率的にできるというわけです。

月曜日は、ぜひ、早起きを!

 今回は株式投資のと情報収集において、私・藤本がオススメする「一週間の過ごし方」をご紹介します。まずは、一週間の相場の傾向を考えてみましょう。

 金曜日についてよく言われることに、「週末を控えて買いの手が引っ込んだ」 とか逆に、「週末を控え、売り方の買い戻しによって値上がりした」 などがあります。

 これは、金曜日を短期的なトレードの手じまいとする傾向が強いからです。逆に、月曜日の終値は金曜日に調整した分、逆に動くことが多いもの。ということは、この先一週間のトレードでは、月曜日の動きを見ることがとても重要ということになります。

 ですから、月曜日の朝は早起きをしましょう。理由は、前回ご紹介したように、朝の勝負をするために、みっちりと情報収集をするためです。そして、寄り付き、朝9時~9時半の動きを見て、この1週間の動きを考えるのです。

 とはいうものの、月曜の朝を快適に迎えるためには、前の週に気持ちよく手じまいしておくことが大切です。そのために重要なポイントがあるのです。

金曜日には手じまうな

 金曜日に手じまいの傾向があるということは、つまり、金曜は今までのトレンドとは異なった動きになりがちで、1週間のうちではもっとも、システムトレードがやりにくい曜日だといえます。特に3連休前の金曜日は、今までの動きとは異なった動きをして、3連休控えで買いが続かず安くなったり、逆に抜けると売り方の買い戻しによってストップ高まで行っちゃうこともありますし、値動きが激しくなり、とにかく売買のタイミングが難しいのです。

 そんな金曜日、個人投資家は、どう対処すればよいのでしょう?
 答えは簡単。金曜日にはトレードしなければよいのです。つまり、お休み。私は、トレードの週休3日制をおすすめします。

 その代わり、手じまいは一歩先んじて木曜日の前場にしてしまいます。すると、金曜に手じまうよりは手堅く動けるはずです。

週末こそ重要な情報が!

 では、トレードをお休みする金・土・日は、情報収集もお休みしてよいのか、といえばそうではありません。むしろ逆で、週末こそ情報収集が必要なタイミングなのです。

 というのも、以前にもお話しましたが、企業は取引時間中に重大発表をして、ダイレクトに株価に影響を及ぼすことを嫌います。また、発表後に取引先などの関係者に個別に説明をする時間も必要です。ですから、合併などの重大発表は、金曜の夜に発表されることが多いのです。

 金曜の夜に発表すれば、月曜に市場が開くまでに関係者に説明をする時間をとることができますし、月曜の寄り付きには影響を与えますが、場中にいきなり株価が大きく動くことも避けられます。同じように、不祥事などが明るみに出た場合も、記者会見はできるだけ週末に設定する傾向があります。

 つまり、週末特に金曜の夜は、「何かが起こる」確率が比較的高いタイミングだといえるのです。その「何か」に対して情報を収集し、作戦を練るのが、週末というわけです。

 次に、週末に合併発表や不祥事の記者会見など、重大発表が行われた場合の、月曜日の動き方についてお話しましょう。


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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