今回紹介する金融商品は・・・

商品の基本紹介
外国の株式に投資したい、と思っても直接海外の株式を購入するのは難しいと感じる方も多いと思います。そんなときに便利なのが、前回もとりあげた投資信託を利用することです。
投資信託の中には、海外の株式に投資しているタイプも数多くあります。海外の株式市場のルールや規制などを知らなくても、個別銘柄の情報がなかなか手に入らなくても、プロが選択した銘柄に投資、しかもさまざまな銘柄に分散投資をすることができます。海外のエリアも最近でも大変幅広く、北米、アジア・オセアニア、欧州、中南米、アフリカなど多岐にわたっていますし、その銘柄の選択方法もたくさんの種類があります。
なお、ここでは外国で設定される外国籍の「外国投資信託」ではなく、一般の国内公募投資信託の中の国際株式型に限定して見ていきます。
メリットとデメリット
国際株式型投信のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットとしては、国際株式とはいっても、通常の国内の投資信託ですので少額 ( 1 万円 ) から購入できます。投資信託ですので、もちろんプロのファンドマネージャーが数多くの銘柄から投資銘柄を選択、分散投資を行っています。時差や言葉の壁もある海外の情報はなかなかハードルが高くなりますし、国によって外国人投資家に規制をしたり、特殊な市場のルールがあったりしますが、お任せでいられることはとても楽に投資ができるということです。
デメリットとしては手数料が挙げられます。
保有中にかかる信託報酬は手間がかかる運用ほど割高になる傾向がありますが、国際株式型は国内のインデックス型などに比べて高めのものも多いです。また、購入時の販売手数料を比較的高く設定しているケースも多いです。ノーロードで信託報酬も安いタイプも中にはありますので、選択の際には比較してみるとよいでしょう。

またメリットであり、デメリットでもあるのは、リスクが高い分大きなリターンの可能性もあるということ。どの商品にもいえることですが、他の投資信託に比べると比較的その程度は高いといえます。