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9月に上場したサニーサイドアップ株を専門家はどう評価したのか

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2008/09/16 16:00

 IPO業界の期待を背負って9月5日に鳴り物入りで上場したサニーサイドアップ。注目の初値はいくらになったのでしょうか。

頼みの綱のサニーサイドさえ・・・

 こんにちは、フィスコの岡村です。

 このレポートが始まってからというもの、IPO人気は右肩下がりで落ち込むばかり・・・。
 そんななか、IPO業界の期待を背負って鳴り物入りで上場したのが、あの北島康介や中田英寿が所属するPR会社のサニーサイドアップ(2180)でした。

 そして注目の初値ですが、公募価格2800円に対して「2760円」でした。これだけ注目を集めたIPOでも、初値は公募価格を割れる始末で、改めてIPO市場の厳しい現実を思い知らされました。

 初値が上昇を果たすためには、初値で買う投資家が多く存在しないと話になりません。その中心プレーヤーは個人投資家で、機関投資家などは初値で買うことがまずありません。買い主体が個人投資家だけという特殊市場のため、話題性の高い銘柄には人気料が上乗せされて初値が高く付く、というのがこれまでの常識でした。過去でいえば、ミクシィなどは話題性で予想以上に初値が持ち上がったIPOだったと思います。

 サニーサイドアップも北島康介の金メダル効果で期待されていただけに、初値が公募価格を割り込んだ事実には失望感すら漂い、「もはや今の市場には、値動きだけで売り買いを判断する“セミプロ級の投資家”しか生き残っていない」といった落胆の声も聞かれました。この状況では、当分の間IPOの初値高は望み薄でしょう。初値で買う投資家がいなくなり、初値が上がらないからブックビルディングに参加する投資家も激減する・・・負の連鎖ができ上がったことは認めざるを得ない状況です。

それでも一味違ったサニーサイド!

 初値こそ公募価格を下回ったサニーサイドアップでしたが、その後に凄まじい仕切り直し相場を作りました。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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