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【デイトレ・株】トレンドの転換点を見極める2つのアプローチ

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2008/09/25 09:00

 デイトレーダーは相場の流れに乗るのが基本。しかし相場反転のタイミングを狙い続けるのも重要なことだ。反転のタイミングを見極めるる、2つのアプローチを紹介しよう【バックナンバーはこちら】

株価材料を自分なりに分析する「定性的なアプローチ」

 デイトレーダーは、日々の値動きだけを追っていればいいわけではない。つまり、現在の相場が、上昇相場なのか、下落相場なのか、横ばい・ボックス相場なのかを判断するだけでは不十分だ。より重要なのは、現在は下落相場だがどこで上昇に転じるかとか、逆に、上昇相場はどこで転換してピークを打つのか、といった視点である。このように「どこで相場は転換するか」を常に念頭に置いてトレードしなければならない

 これを考えるには、大きく2つのアプローチがある。1つは、定性的なアプローチ。すなわち、株価材料だ。ここ最近の相場なら、今年3月の政府主導による、JPモルガンの米証券大手ベアー・スターンズの救済合併劇がある。我々日本人は、90年台後半に金融システム危機を経験済みだ。このため、金融システム危機の最終局面では、金融機関全体への公的資金の注入が行われ、金融システムが安定する。その結果、株式相場が大底を入れるという、実体験に基づいたセオリーを熟知している。

 しかし、ベアーの場合は個別対応だった。ということは、他の金融機関にも公的資金を注入しないと金融システムは安定化しないということになる。確かに、その後、ファニーメイ、フレディマックという米住宅公社を国有化するまではよかったが、残念ながら、米証券4位のリーマン・ブラザーズへの公的資金注入は見送られ、同社は破綻した。

 よって、前述のセオリーに従えば、米政府が他の大手金融機関への公的資金注入に踏み切らない限り、米金融システム不安は払拭されない。同時に、米国株式市場はもちろん、世界の株式市場の底入れは展望できないということになる。このように、株価材料を自分なりに分析し、一体どのような事象が発生すれば、相場は底入れをするかを考えることが「定性的なアプローチ」だ。


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