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金融商品紹介 Vol.4
「債券型投信」のメリットとデメリット

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2008/10/20 09:00

 株、FX、先物…などひと口に金融商品といってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。この連載では、「投資を始めたいけど、よく分からない」「金融商品について勉強したい」というマネー初心者に向けて、毎回、金融商品を紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

今回紹介する金融商品は「債券型投信」

商品の基本紹介

 国内外の公社債や短期金融商品に投資するタイプの投資信託を公社債投信といいますが、投資信託協会の分類においては、株式をいっさい組み入れないで公社債等のみで運用する投信のみを公社債投信と呼びます。たとえごく一部でも株式に投資する可能性があれば、株式投資信託の範疇となってしまうため、毎月分配などで、巷で大人気の国際債券型投信は分類上では「国際株式投信」となります。

 ここでは広く、分類上は株式投信に入っていても、基本的には公社債での運用を中心に行っている投資信託を含めて「国内外債券型投信」としてご紹介していきます。

 分類上においても公社債投信といえるものの中で、もっとも皆さんに馴染みがあるのは、MMF(マネー・マネジメント・ファンド)やMRF(マネー・リザーブ・ファンド)でしょう。売買手数料がかかからず、出し入れが自由(日本円のMMFについては、取得から30日未満の解約には信託財産留保額という留保金がかかる)であるため、お財布代わりに利用される方も多いと思います。

 国際債券型となると、海外の日本に比べて高い金利を目的に通貨に投資をしたり、現地の債券に投資をしたりします。投資する対象によりリスク度合いは大きく異なり、為替リスクもあることに注意が必要です。

メリットとデメリット

 債券型投信のメリットとデメリットを見ていきましょう。
 まず、基本的に債券投資の場合、株式型のような大きな価格変動は受けにくく、為替変動を無視すれば比較的安定的な運用となります。したがって、国内債券型や公社債投信(MMFやMRF)であれば、大きな元本割れにはなりにくいかもしれませんが、大きくリターンを得られるというものでもありません。メリットであり、デメリットでもあります。

 国際型になると、為替変動の影響が大きく、(外貨建てMMFも含めて)為替差益を得る可能性、逆に差損を被る可能性もあります。また、投資対象によって信用リスクが異なり、その影響で大きく価格が下落することもありえます。

 高格付けの外国政府債などを中心に投資している投信は、比較的安定的に分配金が出ることから、シニア世代を中心に大きく支持されてきましたが、世界的な金利低下傾向および、為替相場下落の影響は確実に基準価額に反映してきています。


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著者プロフィール

  • 廣澤知子(ヒロサワ トモコ)

    マネックス証券株式会社 シニア・フィナンシャル・アドバイザー
    慶應義塾大学経済学部卒。大学卒業後、シティバンク、N.A.東京支店に入行。国際金融本部にてエマージング・マーケット、金融法人向けの外国為替のセールスなどに従事。退社後CFP®資格を取得。独立系FP会社でFPとしてセミナー講師などの活動後、2005年マネックス・ユニバーシティの設立に参画。2008年マネックス証券株式会社に転籍。セミナー講師や執筆活動のほかメディアにも多数登場。
    ファイナンシャル・プランナ-(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。
    近著『金利をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)は韓国でも翻訳出版。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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