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【FX 高金利通貨特集】
一般人が投資エリートに運用成績で負けない方法

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2008/10/07 09:00

 天才投資家と言われるウォーレンバフェット氏の平均利回りは約20%、シンガポールのエリート集団「GIC」は5.8%。実は長期運用利回りでは、投資の天才たちでも5%から20%だ。FXの長期スワップ投資を利用すれば我々でも彼らと同程度の運用が可能だ。(バックナンバーはこちら)

シンガポールのエリート集団でも利回りは5%程度

 スワップ金利狙いで重要なのはまずどれくらいの利回りを目指すかということである。またどれくらいの期間、保有するかも需要だ。

 サブプライム問題で揺れる米国金融界であるが9月24日に天才投資家と言われるウォーレンバフェット氏は50億ドルを資本増強を求めるゴールドマンサックスに出資することを決定した。

 その天才投資家の40年間の投資での平均利回りは約20%と言われている。また9月24日付けの日経新聞では最近話題のSWF(ソブリンウェルスファンド)であるシンガポールの投資公社GICの過去20年の運用利回りが5.8%、米ドルベースでは7.8%であることを公表した。

 GICはシンガポールのエリート集団である。天才やエリートの長期運用利回りが5%から20%であることからして我々も長期投資運用の目標はそのあたりにおいてもいいのではないだろうか。

 天才やエリート集団は精緻に分析を繰り返し努力をして機敏に売買をした結果であるが、私の意図するスワップ狙いは何もせず低レバレッジでの運用なので10%から20%で運用できれば御の字である。

 もちろん年間100%以上、いやもっと収益を上げたい方は金利差(スワップ狙いに固執せず)、変動狙い中心でハイレバレッジでやれば可能であると思う。だが当然ハイリスク・ハイリターンとなる。スワップ狙いは長期に金利差をとり、為替変動のリスクをミニマイズしようとする取引である。

スワップ狙いは低レバレッジで

 さて本題に戻るが、10%から20%程度の年平均利回りをできるだけ低レバレッジで長期保有することによって得るには、市場金利の高い通貨を選ぶことが重要だ。

 現在、サブプライム問題でスワップ金利差がやや混乱していることを除けば、豪ドルが6%、NZドルが7%、南アランドが11%、トルコリラが14%程度の金利がついている。10%を狙うなら豪ドルやNZドルはレバレッジ2倍で、南アランドやトルコリラならレバレッジ1倍でも十分だ。20%を狙うには豪ドル、NZドルでは3倍、南アランドやトルコリラでは2倍で十分だ。

 これがユーロ、ポンド、カナダなどでは金利が5%より低くなってしまうのでレバレッジを高くする必要があり変動に神経を使わなければならなくなる。

 他にも高金利通貨は探せばあるが、やはり大手証拠金会社に上場している通貨は流動性もあり情報も豊富にあるので万が一の時にも対応が可能だ。それらのうちから選ぶことが無難だろう。

 ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、トルコなども景気サイクルによって金利の上げ下げがあるのでスワップ金利も多少異なってくるかもしれないが、長期的に見れば日本との金利差は安定している。また景気サイクルボトムでの利下げや通貨の下落にも対応できるように低レバレッジで臨むことも重要だ。

 現在はサブプライム問題や中国株式市場の低迷で世界的に景気減速の流れにあるが、それぞれの通貨について金利とともに最近の状況をお伝えしたい。


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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