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真珠産業から観光業へシフト
24時間眠らないドバイ国際空港

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2008/10/30 09:00

 砂漠の中に生まれた商業都市、ドバイ。世界有数のリゾート地として知られていますが、経済発展の成功の裏にはドバイの地理的な優位性が関係しているのです。

世界中から人が集まる 24時間眠らないドバイ国際空港

 日本からは関西国際空港と中部国際空港(セントレア)からエミレーツ航空の直行便が運航していますので、約9時間でドバイに到着します。広くてゴージャス、煌びやかなドバイ国際空港に降り立つと、免税店やレストラン・カフェなどが立ち並んでおり、あれもこれもと目移りしてしまいます。

ドバイ

 ドバイから日本に帰る時は、深夜3時頃に出発するのですが、こんな時間帯でも昼間と変わらないくらい明るくて賑やかです。夜でもお店は開いていますので、ショッピングを楽しんだり、レストランで食事を取ったりすることができます。眠らない空港といっても過言ではありません。

 今から50年ほど前、1960年に開港したドバイ国際空港は、現在、100社を超える航空会社が乗り入れ、世界160都市と結ばれています。国際交通評議会(ACI:Airports Council International)のレポートによると、ドバイ国際空港の2007年の旅客輸送量は、世界1200空港中第27位で前年比19.3%の3,434万人、貨物取扱量は第13位で前年比11.0%の166万トンと報告されています。また、2007年の世界の旅客輸送量の成長率は6.8%であり、中国、インド、UAEが強い伸びを示し、アジア太平洋地域の成長率は9.1%、中東が11.3%でした。

 ドバイ・エアポートのCEOであるポール・グリフィス氏は、「ドバイ国際空港の旅客輸送量は世界27位だが、この数年間に大幅に順位が変動する」と話しています。また、平均成長率の40%高い水準で成長することにより、今後5年間で10位以内にランクインすると予測されています。

 また、2007年のドバイ国際空港の2007年の年間利用客のキャパシティは2200万人です。現在、45億ドルの建設費用をかけ第3ターミナルと2つの新しいコンコースを建設する拡張工事を行っており、完成すれば現在の約3倍、7,000万人まで増加します。2007年の東京国際空港(羽田空港)の旅客輸送量が6682万人ですので、これに近づくと考えることができるでしょう。なお、第3ターミナルは今年10月13日にオープンする予定とドバイ・エアポートが発表しています。

 2025年には年間利用客のキャパシティが1億人を超えると予測されており、同空港の成長スピードには目を見張るものがあります。地理的な優位性を生かして世界各地を結ぶ国際ハブとしての機能を年々充実させており、将来、世界屈指の大空港になると期待されています。

「当選確率5000分の1」超有名宝くじ

 ドバイ国際空港といえば、5,000分の1で100万ドル(1億円)が当たる宝くじが有名です。1枚278ドル(約3万円)とリッチなお値段ですが、5,000人に1人の確率ですから、何だか当たる予感もしてきます。「当たったらどうしよう」と当選する前から余計な心配をしてしまうのは私だけではないはず。また、当選者の表彰式がありますので、当たればエミレーツ航空のビジネスクラスの航空券とホテルの宿泊券が送られてきます。さすがドバイ、太っ腹なおまけです。

 他には、1000分の1でポルシェやBMWなどの高級車が当たる宝くじが売られており、ドバイ国際空港で当選品の車が展示されています。当選すると最寄りの港まで運送してくれます。

ドバイ

 これらの宝くじ、見方を変えれば観光客を誘致するための目玉商品で、観光立国というだけあって、人を楽しませることに関して高い意識を持っていると感じました。

「なぜ、ドバイが世界の貿易拠点になるのか?

 ドバイが発展した背景には、地理的な優位性があります。ヨーロッパ、ロシア、CIS諸国、アフリカ東海岸、南アジアからアクセスしやすい場所に位置し、世界の物流拠点となるにはうってつけなのです。


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著者プロフィール

  • 内藤 美穂(ナイトウ ミホ)

    1984年生まれ。株式会社ガジェットウェア代表取締役兼CEO。大学在学中にガジェットウェアを設立。日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」キャリアクリエイト部門10位受賞。外資系投資銀行やベンチャーキャピタルとのパイプを持つ。学生時代より投資家としてTV、新聞、雑誌など各メディアに取り上げられる。18歳の頃にeワラント取引を始めたのをきっかけに、日本株、中国株、FXなどを取引する。現在、投資関連事業の一環として「ドバイ株ドットコム」でドバイ株口座開設サービスを提供している。
    Miho Naito CEO blog」でブログを更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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